
早いみたいですね。1件も上がってきません。150万要らないというか、お客さんとしてチケットを買って見に来る方が楽だというのもあるのかもしれません。そういう方たちがいずれ何人か出てくれば、自主企画事業として今銘打ってやっているプロの招聘事業に関してもそこへ持っていける。 そのためには組織をかなり確たるものにしたいとは考えていますが、任意団体でやることも、それは可能でしょうし立派な財団法人を組み立てるのも可能かもしれませんけれども、うちの町の大きさでそういうので何がいいのかなと非常に今迷っていまして、今国会に非営利団体の法人法でしたか出ていて、通るかどうかはよくわからないですが、通ればおもしろいなと思っています。そういうところを組織してそこに町からの補助金を落とす、入場料も、また他の団体等からの助成金も全部そこへ入れる。余った金は当然積んでいけばいいわけですし、何年かまとめて大きいのをやっても結構だろうと思うんですけれども、そういう形で単年度事業として展開するんじゃなくて、2年、3年、4年、5年というロングスパンでいろんなものに携わっていけるだろうと思うんです。何もその団体がプロの招聘だけをやることが目的じゃないと思うんですね。自分たちの制作がやれるという時期になったら当然そこにお金もかけていけるだろうと思うんです。ただ、そういうのもやろうよ、自分たちの自主制作をやろうよ、芝居をつくろうよとか、音楽をやろうよとか言うんですけれども、さすがに2000人ぐらいの町だと難しいですね。本当にネックになっちゃうんですね。小さい町だからやりやすいだろうという面もあるんですけれども、小さい町で人がいないことがもう決定打になることが往々にしてあります。ただ、担当としましては全然あきらめておりませんで、とりあえず今の僕たちの年代は仕方ないとしましても、孫の年代といいますか、30年ぐらいこんなことをやっていれば、どこかでそういうきっかけが一つや二つは出てくるだろうということで気長に今考えております。 うちの自主事業自体は見ることと自分が舞台に立つ、合い言葉は死ぬまでに一度舞台に立ということですね。小さな子供からお年寄り、もう明日をも知れないおばあちゃんまで、一度はやっぱり舞台に立ってもらうのもいいんじゃないかと思うわけですよ。ですから、小学校の学芸会をうちでやったりもする。老人クラブでカラオケの練習をしているよというと、それじゃ内輪でもいいから発表会をしないかと誘い込みに行く。おばちゃんたちが何か集まってやっていると、それだったら舞台でやろうよとか、そういうことで一度はやっぱり演じる側にも立っていただくのも、うちの方としては非常に大事に思っています。
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